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 あの頃
 どんな旅をしていたんだろう?

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 #0 Amber Seed
「帰らずの民の歌」
  #1 クロイシマ
  #2 腐飾の魔術師
  #3 失われし者達
  #4 存在の力
  #5 口笛

 おまけ
 なんでケンカしてたかっていうと
 >> #0 直前の海賊船レッドフォース
   の様子を追加(2009.07.17)

 
解説
 「帰らずの民の歌」この作品は
  • 鉛筆描きのスキャンです
  • ので、見にくい上に読みにくいです
  • 清書してないわりに なぜか気に入っているので そのまま置いてあります

 といった具合で、いわばモニュメント的なものなのですが
 訪れてくださった方にはさすがに申し訳ないか という訳で あらすじページを追加しました
 漫画という程もなく 思いつきを忘れないうちに ざざっと描きとめた 絵付きシナリオといった態です
 
 お頭たちが グランドラインに戻って数年 といった時期設定で クルー達の情報がない かなり昔のものなので
 船員模様はけっこう適当、あとオリキャラでカバーですね
 なんだかんだ で 笑ったり 怒ったり するお頭が見れれば楽しい。基本そんな感じでうまれた物語を 楽しんでいただければ それでよし!
 このサイトがどんならくがきから生まれたかが垣間見えるものなので まぁ これもまた一興 と思っていただければ幸いです
 
 2010 the Red Archives
あらすじ



 のんびりと航海を続ける海賊船レッッドフォースの船上では 水しぶきと揺れる船体に顔を青くしている海賊頭が ぶつぶつと文句を言っている
 あきらかに二日酔いの船長を横目に ため息まじりの副船長は 船を揺らす原因となっている二人を見物している一団に仲間入りしては にこやかに海を眺める航海士と雑談をはじめた
 海を騒がせているのは 赤髪海賊団の問題児 ナル と、新入りの ガム だ
 ようは ケンカしているのだが 以前にくだらん理由でケンカをはじめたあげく メインマストを折って以来 船長命令により 二人のケンカは禁止された が、なにかにつけ どつきあいがはじまるので ケンカは船外で ->つまり 海 ->水中戦 という 恒例行事となっているのだ
 その水中戦のまっただなかに 猛スピードで飛び込んできたモノは なんと 亀にまたがった女の子
 船上に引き上げられたのは 南海で幅広く商売を行っている宅配では指折りの老舗 デミー一家 の末っ子 リカ
 彼女は積荷を配達途中 ブルゴリに追われて ルートを外れてしまったらしい
 どうやら 何か特別な積荷を運んでいるようだ...

 この海上でのひと騒動が、後におこる いくつかの事件の発端となる事に 誰も気付かなかったのだ



 海賊船レッドフォースは今 さびれた港に停泊中
 海軍の駐在すらいない辺境の島である
 暗く 濁った空気の立ちこめるこの島に 特に用もなく上陸するはめになったのは
 例によって お頭の
 「よし、いくぞ」
 のひとことである
 吹けば飛びそうな酒場で 古びた 指輪 を眺める海賊頭に声をかけたのは
 黒眼鏡にレインコートの、この島にはいささか不似合いなこぎれいさのある旅の男
 ウォレス=ダンケ 
 その男の左の小指には 頭の手にある指輪と同じ、古びた指輪がはめられていた...
 
 



 遺跡にむかった海賊頭の一行と 「帰らずの民」の探求者を名乗る ウォレス
 そこは 既に 妙な一団と ナルがひと騒動起こした後だった
 どうやら南から流れ込んだジュエリーハンターだったらしいが
 その手には小さな琥珀がひとつ
 ただ それは、以前に海上で出会ったリカが運んでいた積荷に良く似ている
 そして、ウォレスから 上陸時に目にした 波打ち際に流れ着いた運び屋の話を
 聞いたナルは島の北側へ
 一方、島の東側、酒場のある集落近くでは、レッドフォースの船大工 頭領
 ドーラが 政府の一団と思わしき連中とすれ違う

 彼らが追っているのは 海賊ではなく 「腐飾の魔術師」と呼ばれる犯罪者らしい...



 遺跡の空間から 碧眼の蛇を象ったランプ を取り出し
 その代わりに閉じ込められた サライ を連れ出そうとするが
 閉じ込められたサライを連れ出す事はできなかった
 それは 失われた太古の技術だと言うウォレスと海賊一行は迷宮に取り囲まれる
 一方、停泊中のレッドフォースは 空からの襲撃をうけるが ガムにより撃退、
 ナルは波打ち際で砂に埋まって横たわる運び屋を見つける...



 サライを閉じ込めた古代の力を打ち壊す 同様の「古代の力」は何か?
 そのたったひとつの質問を たかが一人のクルーの為に ひとりで迷宮に
 走り込んできた海賊頭にウォレスは大笑い
 知る限りの情報を伝えるが、それはいまだ発見できぬウォレスが探す「失われし者達の力」
 
 けれど、笑顔を見せた海賊頭は 船長命令を空に叫ぶ...



 雲ひとつなく 晴れ渡る空の下
 海賊船レッドフォースは順調に航海を続けている
 旅の途中、出会った者たちはみずからの旅に また旅立って行った
 ある者は あてのない約束を残し
 ある者は 何の約束もなく ただひとつの選択のもとに
 船の上では みな笑っている
 聞こえるとも 聞こえずとも 遠くから響く
 口笛の古いメロディーを口ずさみながら
 
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